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「まぁとりあえず、理雄が無事で良かったよ。そろそろ帰ろう?」
それまで私達の話を聞いてた真優が、キリが良いと言わんばかりに立ち上がる。
私は「そうだね」と短く返してから席を立った。
「じゃあ、また来るから」
「おう、じゃあな」
……ちゃんと、桜達に謝らなきゃ。
そして、この虐めを止めないと。
私の手で止めるんだ。
そして、心から笑えるように。
家で、理雄を本物の笑顔で「お帰り」って言えるように……
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