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「うわぁ!おいしそう!」
ゆうびんきょくからかえってきたももちゃん。
だいすきなシュークリームにかぶりつきます。
「おかあさん。おてがみ、いつおばあちゃんにとどくかなぁ」
ももちゃんは、ももちゃんからのおてがみをよんでいるおばあちゃんをそうぞうしてわくわくしています。
だって、おてがみをいただくうれしさを、ももちゃんはしっているから。
おばあちゃんとは、あるいて15ふんぐらいのきょりにすんでいるけれど、
でんわもするけれど、おてがみのこうりょくがいちばんつよいことをしっているからです。
「さぁ、あしたにはとどくんじゃないかなぁ」
おかあさんはこうちゃをのみながら、ももちゃんのはなしあいてです。
「おかあさん、おてがみがいちばんつよいよね。」
「え?なにとくらべてつよいの?」
「だって、あいにいったときはだだっこしたりできるけれどさよならしたらさびしくなっちゃうでしょ?でんわだったら、きれたらなにをはなしたのかわすれてしまうかもしれない。でもおてがみなら、なんどもなんどもよみかえすことができる。だからもも、おてがみがいちばんつよいとおもうんだ」
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