絶滅オメガを愛するアルファー2ー

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ユナがアーロンに聞いた詳しい内容はこうだった。 毎月1日学校を休んでいるという事。 スポーツにおいて著しく成績が悪いという事。 まぁそれはシュウ・アメリアの体格をみて明らかではあるが。 気になる点がもう一つ。 シュウ・アメリアが学校を休んだ日に帰宅すると、情交のような匂いがするという噂。 基本的に皆勤が通常としているため休んでいる事実は目に余る行為だ。 それに加え、他者を部屋に連れ込みなど言語道断である。 「だけどさぁあんな貧相な奴相手にするかぁ?普通に考えて無理だね。」とアーロンは笑っている。 「まぁ何でもいいさ。俺の評価に傷がつかなければね。」とユナはそのままアーロンとの夕食を楽しんでいた。 パブリックスクールの寮にはカフェテリア、レストラン、調理場などがあり、各自が好きな時に使用できる。 レストランは各ビュッフェのコースがあり、お金を払えば好きなものを食べられる。 この学校は原則現金は禁止としており、キャッシュレスの清算となっている。 富豪の集まりであるためカードを持たない生徒もいないという事だ。 生徒は基本レストランを使用しており、調理台を使うのは恋人への手料理など稀なケースである。 「そういえばアメリアはいつも自炊してるって聞いたな。」 再びアーロンがシュウの話を再開させる。 「こんなに美味しい食事があるのに自分で作っているのか?」 卑下したようにユナは言うが、食事をそのまま楽しんでいる。 その所作は見ほれるほどに美しい。しかし話している内容は酷く冷たい。 「金がなくて、食事もまともに出来ず、体調管理も出来ないのであれば、 自主退学も考えなければな。」 「おいおい、ユナいつもの悪い癖だぞ。気に入らないやつを排除しようとするのは」 そうユナは美しいものが好きなのである。 そのため自分が醜いと思い標的になった人間は排除してきた。 親の会社を継ぐのはユナであり、将来を約束されたユナに逆らえるものはいなかった。 また、退屈な生活の刺激として、退学勧告された生徒を気分によって左右する悪趣味な遊びでもあった。 次のターゲットはシュウ・アメリア アーロンとの食事を終え自室に戻り一旦着替える。 それから22時になり、寮の点呼を行う。 各部屋を回り声がすればいい。 ユナは寮長のため部屋は5階の角であり、それに対しターゲットゲットの シュウの部屋は3階の角にある。 点呼は基本1階より順に上がり行うのだが、シュウの部屋だけは後回しにした。 シュウは4回目の発情期の予感をして一人で歩いていた。 そろそろ薬を飲む時期だから、今日は早めに帰ってゆっくりしよう。 そう考えていた。 はじめての発情期は不安と恐怖にかられ泣くしかなかったが、 3回目にしてようやく自分のことを受け入れることが出来た。 発情期初日はだけは未だにベッドにペニスを擦り付け泣きながら処理していた。 歩いていると遠くからユナ・ウェールズが視界に入った。 シュウとユナは全くの赤の他人であり、住む世界が違うと思える人間だ。 点呼の時にしか返事をしたことがなく、授業のクラスも違えば何一つ接点はない。ユナが視界に入った瞬間、一度だけ大きな動悸が起きとっさに蹲った。 目が合ったわけでもないのに、初めての発情期とよく似ておりシュウは混乱した。 今日の授業はすべて終えていたので、思ったことは一つ。 急いで寮に帰って薬を飲むこと。その一択だった。 こんな時誰にも声をかけられずに帰れることがシュウにとっては救いであった。部屋に帰ったら、まず急いで薬を一錠内服した。 すでに萌しかけていたため、ベッドに乗り上げ、ベルトに手をかける。 羞恥が増して凄く居た堪れない気持ちにはなるが、身体は言うことを聞いてくれない。 薬が効くまで一回抜かなければどうにもならないのだ。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」焦る気持ちと、見たくない焦燥が迫る中、 ホックに手をかけボタンを外す。 下着を少し下ろせば勢いよくピンッとピンクの亀頭が出てくる。 トロッとした液を零し、シーツにポタポタとシミをつけていく。 目は潤んでおり、「はぁ、はぁ」と息が弾む。 全部を脱ぎ終えると、猫のように腰をあげ、そのままシーツに落とす。 「あぁぁ・・!」シーツの冷たさの刺激でそのあとはイケるまで腰を揺すり押し付ける。 手を使ったほうが早いのかもしれないが、恥ずかしさのあまり、 どうしても出来ない。 ベッドと亀頭があたり、裏筋をそのまま刺激し続ける。 「あぁ、、ぁん、、あぁぁ、、」声がバレてはいけないので枕に口を押し付け喘ぐ。 何度も何度も擦り付け、シーツにシミがどんどん広がってゆく。 ショウのペニスが、ショウなりの最大限を迎え、 「ふぅっ、、い、いくっ」 と喘ぐと同時に白い精液がピンクの亀頭から噴き出る。 イった余韻でそのまま布団に沈み込み、身体が落ち着くのを待つ。 しばらく呆然として、ゆっくり立ち上がりシーツをはがし室内のランドリーに入れ、シュウはシャワーを浴びる。 そのまま何も食べる気力は起きず、明日も休む事を心の中で決めて、 布団の中に潜り込んだ。 22時50分いつもは自分の部屋に戻っているユナはシュウの部屋の前にいた。 全部屋の点呼を終わらせ、後はシュウの部屋だけである。 取り合えず点呼がてらあいつの顔を見てみようか。と算段を立てる。 パブリックスクールに入っているためそうそう顔の悪い奴はいないが、 ランクはある。どうせ、下の下の下ランクに決まっていると今後の排除プランの参考にしようと思いドアをノックする。 「シュウ・アメリア点呼だ。」 いつもすぐ返事があるのに返事がない。どういうことだ? 「シュウ・アメリアのもう一度言う。点呼だ。返事をしろ。」すると 「はい。」と一言いつもの返事があった。 二回も俺に点呼させるなんてこいつもしかしてあの噂は本当なのか!!? あの噂とは情交についてである。けれど今全部屋の点呼は終わっている。 という事は誰かを連れ込んでいる可能性も考えられる。 ユナは再度ショウに声をかけた。 「シュウ・アメリア。確認したいことがあるので部屋から出てくるように」と声をかけた。 すると中からパジャマのシュウが顔を覗かせた。 「はい。なんでしょうか?」と出てきた。 目は充血しており、部屋から微かに匂うものがあった。 「君の噂を聞いてね。寮長として真相を確かめなければいけないんだ。 部屋にあげてくれるかな?」 「えっと・・僕、何かしましたでしょうか?」 「それは君の部屋に入ればわかることだと思うけれど。」 ユナの絶対的な圧力と有無を言わせない笑顔で、 シュウは部屋に入れないという選択肢は残されていなかった。 ユナが部屋に入る胸が騒ぐような感覚がした。 だが、その原因ははっきりせず、とにかく心地の良い匂いとユナは思えた。 「シュウ。」いきなり名前だけを呼ばれた。 「こっちに来てくれるかな。」言われたのでユナの傍まで行くことは絶対だ。 ゆっくり近づくとユナはシュウの項に顔をよせた。 「君は、何かいい匂いがするね。とても甘い、おいしそうな匂い。 どこの香水をつけているの?」 ユナはシュウの少しのフェロモンを感じ取っていたが、それには気が付いていない様子だった。 「香水は、付けていません。」素直に答える。 するとユナは顔をよく見るためにシュウの前髪をさっとかき分けた。 そこには零れんばかりのエメラルドグリーンの瞳があった。 ユナが顔を寄せたことと、Ωとばれないようにするためにと混乱しているシュウの顔は白い肌に少し頬が赤みがかっていた。 ユナがシュウの全体を見たとき胸騒ぎとともに、誰にも見せたくないと独占欲が強く勝った。 ユナはこの衝動の理由を突き止めなければと考えた。 シュウはあくまで自分のモルモット的な感覚で暇つぶしだったからだ。 「少し部屋の中を見てもいいかな?」ユナの絶対的な圧力に対抗できるはずもなく、シュウはそのまま部屋のベッドルームを案内した。 ノートと薬は鍵のかかる中に隠してあるため絶対にバレることはない。 そのため、シュウはユナの言うとおりにするしかなかった。 すると、ランドリーから洗濯終了のアラームが鳴った。 ユナの目線はランドリー写る。シーツが選択されていることにユナはあることを思いついた。 「シュウ。君はかわいい容姿をしているね。今までちゃんと話したことが無かったな。今まで話す機会がなく悪かったね。」と急にユナは友好的に接してきたため、シュウは「いいえ。そんなこと。」しか返すことができなかった。 「シーツ洗っていたのかい?」目ざとくランドリーの指摘が入ったため、 シュウは一般的な答えを返した。 「花粉などの時期に肌が荒れるためシーツを洗濯しているんです。」 この言葉がミスであった。 「シュウ。君の肌はとても白くて美しいよ。俺は美しいものが好きでね。」 「えっ、、」ショウの一瞬の焦りをユナは見逃さなかった。 「そういえば、君の噂なんだけどね、君から情交の匂いがするって聞いたんだよ」ユナは怪しく微笑み追い打ちをかけていく。 「ほかの生徒もこの寮で確かに同性でセックスしているけれど、シュウ、 君もそうなの?」 「ち、違います!!」 「シーツをこんな時間に選択する理由としてアレルギーは無いよね。 君の入学時からの健康診断を 俺は全て把握してるよ。」 さっき発情期のための自慰をしていたためシュウは言葉に詰まる。 すると、ユナはシュウに近づいてきた。 「まぁ、そんなことはどうでもいいか。シュウ、俺は君を気に入ったんだよ。」ユナはどんどんシュウに詰めて話を進めてくる。 「ぼ、ぼくは、、こ、困ります。」と震えながら後ずさると、 「シュウ。君の家族の貿易会社を俺も潰したくないんだよ。ね?」 獲物の逃げ道を潰していく。 「で、ですが・・・。」 「君が断るなら、家はないと思って。」ユナは少し苛立ったように話す。 ユナは驚いていた。俺が気に入ったと言って断られたことなど一度もなかったからだ。 しかも自分により格下の家の奴らは向こうから喜んできたのに。 だから、シュウの逃げ道を完全に潰すことにした。 シュウの怯え切った動作にユナには可愛いとしか見えず、鼓動が速まる。 「僕は、どうしたら許してもらえるんですか?」 「俺を楽しませてくれたらいいだけだよ。」 「楽しませるとは・・・?」 シュウはユナが何を望んでいるのかわからなかった。 「じゃぁ、シュウが一人でしているところを見せてもらおうか。」 とりあえずの余興としてユナは顔色一つ変えず言う。 「一人で何をしているところを見せればいいですか?」 シュウはボケを噛ますかの如く怯えた目でユナを見る。 話が進まない状況にユナはイラつく。 「そこでオナニーして見せろって言ってんのわかんない?」 シュウはさっき発情期のためにしていた行為を強要されていることにやっときがついた。 「で、でも僕、したことが無くて。本当にごめんなさい。」 シュウは恥を忍んでユナに頭を下げていた。 オナニーは一般的に手で扱くがシュウはそれをしたことが無く、 どうすればいいかわからなかった。 「したことがない?」ユナは一瞬考えこみ、そんなまさかと思ったが 「じゃあ俺がやってなるよ。そのかわり一切抵抗は許さない。わかったな。」そう言いながら、シュウをベッドに押し倒す。 俺に嘘をつくならとことん虐めてやろう。 手で押さえるまでもなくシュウの着ている寝衣を簡単に下す。 ユナの眼前にはきれいなピンク色が見える。 「ほんとにしたことが無いのか?」 子供のようなペニスのシュウを見て、普通ではありえないが興奮した。 「う、うぅっ」 見られていること、押し倒され、この現状に逆らえないことにシュウは涙目と詰まる声で答えた。 路線変更。俺の好みに仕上げてやろう。 ピンク色のペニスを片手に乗せしばらくはその感触を楽しむかのように揉む。 「あ、あうっ」 少しづつ固くなってくるペニス。 その周りの皮を親指を人差し指を使いそぉーっと剥いていく。 さすがに剥けていた。 これが剥いてもいないものだったら、酷く痛がるし面倒だったがシュウのそれは割礼されていた。 剥けてもピンクだった。 芯を持ち始めたペニスをユナは口に加える。 何とも愛おしいく感じた。 シュウは初めてされるフェラチオに「ああぁっ・」と言いながら、脱がされていない服の袖をぐっと下にするしか出来なかった。 ユナが口に含んで吸ったり上下に動かすと次第にペニスも膨張してきた。 小さい亀頭の出っ張りに歯をたてられ、軽く何度か甘噛みされると、 あまりの気持ちよさにシュウは腰を振るようになった。 少し強めに噛むと「あうぅ、あんっ、」と喜ぶ。 腰を揺すり出したため、一旦口からペニスを話すとユナの前には 上記した頬、潤んだ瞳に、腰を揺らしている蕩けたシュウが。 ペニスはピンク色から、亀頭部分が少し赤くなり、口の部分から透明な液が 茎を伝って落ちる。 その情景に気をよくしたため、「シュウ。一度このままヌこうか」と言い、シュウをベッドから起こし自分に背もたれるように背後から抱える。 ユナの足の間に座らされ、一度ビクッと恐怖も相まって震えてしまう。 そんなシュウの頬をそっと撫で、そのまま手を下ろしていく。 シュウの足は閉じることができないように広げさせ、ユナのふくらはぎ部分を跨ぐこととなる。 「い、やです。こ、怖い」シュウは震えながら答えるも、 「君に拒否権は無いよ。」と耳元で言われ、手でシュウを持ち、射精に追い込む。 そうなればシュウは喘ぐことしか出来ず、前後に擦られるたびに 「はぁ、あぁ、あああぁっ・・・」と言いながら 「い、いくぅ」と最膨張した瞬間、ユナに根本をグッと握りこまれる。 「あ、あはっ、はっ、はっ、はっ・・・。」息を詰めることしか出来ない。 腰は揺れ動き何も分からなくなる。 イきたくて、仕方がない。グッと下腹部が苦しくなる。 「い、いたぁっ・・・。」 すると、顔を横に向けられ、ユナにキスをされる。 下を入れられ、口内を弄られるとともに、握りこまれていたペニスは解放され、一度上下に擦られた瞬間、漏れるような長い射精に導かれる。 声も奪われ、耽美とも言わんばかりの甘い射精に力が抜けていき、 ユナに身体をゆだねる。 射精が終わるとともに唇が解放され、2、3度ペニスを擦られる。 そのたびに「あっ、あっ」と喘ぎに同調しピュッ、ピュッと残滓が飛ぶ。 初めての絶頂感に何も言えず、「気持ちよかっただろ?」と言われたユナの言葉を最後にそのままシャットアウトする。 ユナの満足感も大きかった。 「まさかこれだけで、気絶するとはな。」あまりに愛おしく思える。 そっとシュウをベッドに寝かせると、ズボンの中で苦しそうにしていたペニスを取り出し、そのままシュウに向けて射精した。 シュウの身体に掛かった自分の精液をみて満足感に浸る。 これで俺のものだな。と思えた。
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