儚い願い

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お互いに雨だと気分が下がってた 仲良しだった頃は… 今はキミと会う日は 雨なら良いと願う事がある いつの間にか歩幅を合わせて 隣を並んで歩いてくれなくなったキミ 他人から何か言われるのが嫌で 人の目を気にするようになったキミ わざと傘を忘れた私は 顔の隠れる濃い色のキミの傘で キミのとなりを一緒に歩ける… いつもより近くにいるけれど いつもどおり会話がない… いつもの静まりかえった2人の時間 雨の音だけが響く 黙ったままのキミは 私が濡れないように傘をさす それだけは今も変わらなくて それだけで嬉しくて 涙がこぼれそうになる… 雨で良かった 嬉しくて苦しい涙も 雨の滴だと言い訳できるから 今も変わらない事が1つでもあるから
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