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軽く自己紹介をして店を後にする。
近くのホテルにそのまま直行する。
久しぶりの行為と雰囲気に興奮しているのが分かる。
準備を終えお互いバスローブをまとったまま立ってキスをする。
柔らかい唇を堪能するように唇で挟み込む。
舌を伸ばすと受け入れるかのように薄っすらと唇が開かれる。
舌で歯の感触を味わいながら深く舌を入れる。
甘い吐息を漏らしながらもっと欲しそうに後頭部を引き寄せられる。
ベッドに横になりながらもキスを続ける。
唇だけではなく耳から首筋にわざと音を立ててキスをする。
音に反応するように相手の体がビクッとするのが分かる。
わざと焦らすようにバスローブの腰紐を外す。
下着もまとっていない綺麗な色白な素肌が目下に広がる。
「綺麗だね。」
見下ろした後わざと耳元で囁く。
相手のモノはキスしかしていないのにすっかり固くなっている。
薄い胸板に手を這わせると固くなった乳首が誘ってくる。
舌で転がすように舐めると甘い声を漏らす。
「乳首、好きなの?」
うっとりとした顔つきで俺を見下ろし頷く。
俺はしつこいほどに乳首を責める。
舐めて指でしごいて甘噛みをする。
声を漏らしながら「触って…」とねだられる。
俺は聞こえなかったふりをして内股をまさぐる。
先走りでヌルつくのを伸ばすように敏感な部分の付近を撫でつける。
もどかしそうに体をくねらせる相手を見ては欲情した。
「舐めて。」
俺は手を止めて相手の手を引き起こす。
枕を高くして相手が俺のモノを咥える姿が見えるようにする。
俺のモノを咥えながら絶頂に達せなかった苦しみからなのか自分のモノを握る相手の手を足で止める。
「触っちゃダメ。」
言葉に従うように手を離し必死になって俺のモノをしゃぶる。
口でするのは不得意なのかあまり上手いとは言えなかったが、涙目で見上げられながら自分のモノを固くさせて俺のモノを咥えこむ姿はなかなかのものだった。
俺は褒めるように相手の頭をなで後ろを向かせ四つん這いにさせる。
何度使われたことがあるのか分からないお尻の穴にローションをたっぷりと垂らす。
冷たさに体を強張らせた体をほぐすようにお尻に触れる。
「前も触って…。」
いくらお願いされようとも触らない。
自分で触ることも許さない。
お尻の穴に指を突きつけるとすんなり飲み込む。
軽くほぐしながら指を増やしていく。
相手の反応を見ながら気持ちのいいところを探っていく。
シーツを握りしめて恥ずかしげもなく声を上げ続ける姿に征服感が満たされる。
シーツに先走りの汁がしみ込んでは消えていく。
「我慢できない?」
意地悪するように聞く。
喘ぎ声で返事にならない声を漏らしながら頷かれる。
指を抜き取り俺のモノを押し当てる。
穴が早く欲しいと誘うようにヒクヒクと動いている。
相手の痛みも想像することなく一気に奥まで突き立てる。
痛みか気持ちよさなのか分からない声を上げながら俺の動きに合わせて声を大きくする。
腰を動かしながら触られるのが好きだと言っていた乳首に触れる。
さっきとは比べられないほどの固さ。
コリコリとしていたら取れてしまいそうなほどだった。
指先で強くつまむと声を上げてお尻が絞まった。
「もう逝く」という言葉を許さずに相手のモノをキツく握る。
嫌がるように声を上げるが容赦なく腰を動かし続ける。
良い所に当たるように動くと相手のモノが一層大きくなるのが分かる。
解放するように手を離すとすぐに腰を震わせながら勢いよく射精していた。
ビクビクと震える腰を押さえつけそのまま動き続ける。
「待って」と言う声も無視して乱暴に奥に突き立てた。
俺が逝ったのは、よがる相手を好き勝手にしてもう一度逝かせてからだった。
体力を全部使い切ったと枕に埋もれる相手を軽く労わりながらスッキリとした感覚と脱力感を味わう。
俺のタイプはまさにこう言った従順なかわいい系だ。
そして相手もそれが好きな事に限る。
背が高く体格のいい正造は何一つ当てはまらないのだ。
正造の事を考えていると甘えたように俺を見上げる視線が絡んでくる。
相手に軽くキスをして笑って見せた。
「宿泊にしよう」「連絡先教えて」と言う相手の言葉を交わしながら部屋から出る。
連絡先は教えてもいいかとも思ったが相手に束縛されるのが嫌で断る。
ホテルの入り口でさらに、ごねられるが相手を引っ張るように出口へと向かう。
そこで見かけた見慣れた姿。
こんな偶然あるもんか?
俺は腕にしがみつく相手を引っ張りながら前を歩く男の前に先回りする。
振り返って顔を見るとやはり正造だった。
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