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自らの毒のために死の淵の際まで行きかけたところを救い上げられてから(『形のない処方箋』参照)、ルドーニはヴァフィラにとって気の置けない存在となった。
深く付き合えば付き合うほど解かる、ルドーニの魅力。
人をからかいはするが、決してバカにすることはないところだとか。
ぶっきらぼうに見えて、その裏には深い優しさがあるところだとか。
心地よいぬくもりが身を包んでいる。
いつの間にか、体には毛布が掛けられている。
ルドーニが掛けてくれたのだ。
そう、粗忽に見えて、こういう細やかな気配りをしてくれるところとか。
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