魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている3~不治の病の特効薬~

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 こんなルドーニを見るのは、これが初めてではない。  時折、気づくとその熱いまなざしが自分に注がれていることを感じる時があった。  そんな時は眼を逸らし、気づかぬふりをする。  なんだか怖い。  こんな風に、誰かに真剣に見つめられることには慣れてない。  目を覚ましたことに気付かれたのか、ルドーニが席を立ち近づいてきた。  心臓の鼓動が速まる。手が汗で湿る。 「寝室に」  ルドーニは、そっと毛布を剥がすとヴァフィラにそう言った。 「ちゃんとベッドで休め。風邪ひくぞ」  静かに、頬に唇が触れた。
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