現実と非現実と

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「はは…なんで(汗)」 祝パーティーが… ‘ギィィィ’ 『凜くん、どうだったの?この前の結果』 ‘ぐしゃ…’ 「聞くな…ニボシ…」 猫のニボシである。 我が家の愛猫で、たまに発情期になるメス そしてなにを隠そうこの俺 黒田凜(くろたりん) 特技は生まれつき動物と会話できる。 『凜くん、そろそろお腹が減ったよ。あの缶詰めはないの?』 「鰹節でいいか…」 『猫用のを頼むよ、体に悪いからね、人間の方のやつは』 また…不採用か ちなみに、三回目である。 ‘ガチャ’ 「おお凜、またいつもの独り言か(笑)おら、どうだった?不採用通知」 「父さん…」 不採用通知とか先に言うな… なぜに決めつける… 「そのぐしゃぐしゃの紙を見るところだ…お前…受かったな(笑)」 殺意が生まれそうだよオヤジ… 「母さんには俺からやわらかーく言っておいてやるよ(笑)」 「うるせぇな!いいよ別に!」 ‘ダッダッダッ、バン!!’ 「おー短気短気(笑)なー、ニボシ」 『ニャー』
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