現実と非現実と

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現実と非現実と

サー… 『ねぇ、凜くん』 「なんだよ…鰹節ならやっただろうよ…」 『お父さんの話、本当に信じてるの?というかだよ、こんなことしてないで就職…』 「いいんだよ、暇潰しだし」 『ふーん…』 ~二時間前~ ピンポーン! 「はーい」 「赤猫郵便でーす。」 きたか、 そう俺はこれを待っていたのだ。 就職先の採用通知 月給二十万、日祝休み、ボーナス有り 他うんぬん ついこの前面接に行き、今日合否がわかる通達がくるのだ。 正確には今日以降から通達が届くと説明を受けていたのだが こんなに早く、しかも今日以降からなのにすぐ来るなんて… 「受かったな…くくっ(笑)」 どれ、今日は家族三人で就職祝パーティーでも開こうか。 親孝行もろくにしてあげれなかったしな、 二十歳、彼女無し、実家暮らし… この就職を期に俺は変わるのだ 「…。不だと」
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