衝撃

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衝撃

チュンチュン チュンチュン 鳥達のさえずりが聞こえて、朝日が窓から差し込んで、爽やかな朝ーーーー。 あれ?さっきまでお茶会して部屋戻ってからの記憶がないわ。 んー? 俺、寝てた?? またお昼寝して実は夕方ですよ~なパターン? 「おはようございます。サアラ様」 「うひゃ!うっりゃいちゃの!(うひゃ!ウッラいたの!)」 また気配もなくウッラは部屋の隅のあたりに立っていた。 やはり忍びの者か!? 「いつもサアラ様は大体この時間くらいにお目覚めになるので、先ほどお部屋に来てお召し物の準備をしていました」 ウッラの手元をみると淡い桃色のフリフリが三段になっているワンピースを持っていた。 生地が薄いのか少しの揺れでフリフリ部分がふわりと揺れた。 そういえば昨日の服も色々とあってよく見てないけどフワッとしていたような… でも、今まで35年生きてきてこんなフワフワでフリフリなの着たことないな。 今は見た目が天使で大丈夫かもしれないけど、実はオジサンだからな。 精神的にくるわ! とか言ってたけど、着てみるとなめらかな絹みたいな質感で着心地が良かった。 それに… 「きゃわいい!!!!(可愛い!!!)」 ウッラに手伝ってもらって服を着て鏡にうつった自分を見て興奮してしまった。 だって、そこには三次元的な見た目をした天使がうつってたんだもん! 何、この犯罪的可愛さ~~~。 陶器のように白くて、マシュマロみたいな柔らかそうな肌。薄い紫色の瞳とプラチナブロンドの髪は朝日で煌めいている。そして、ピンクのフリフリのワンピースなんか着ててお人形じゃないか! ふんふんと鼻息荒く鏡をみいってしまう。
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