実際のケンブリッジ大学のサマースクールに参加して

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実際のケンブリッジ大学のサマースクールに参加して

これはチーパパの実体験からのことばだった。  彼は1989年のケンブリッジ大学のインターナショナルサマースクール に参加研修した。  この頃は日本のバブルの終のころだったが、まだ、日本にパワーがあった。 ケンブリッジ大学の普通に行われている授業であったが、彼は『英国の憲法』 と『英国の近代社会』のふたつのテーマを研修した。  英国の憲法の講師は、英語が機関銃のようなスピードで、次から次へと出て 来るので、最初、チーパパは、そのスピードについていけなかったが、内容は マーガレット・サッチャーのフォークランド紛争の勝利を自慢するかのよう に、「マーガレット・サッチャー」の連呼だった。 「さすが、英国だな」日本にいる時よりも、サッチャーのことばが出てくるの であった。 チーパパは「当然だろうな。英国の大勝利だったものな」  だが、チーパパは耳が馴れてくると質問した。講師は丁寧に質問に応えた。 チーパパにとっては、はじめての英語の質問で、相手が応えてくれたことに。 二年間の外人講師による研修が花が咲いた瞬間だった。  実際の学生が2人で宿泊する寮に泊まったが、結構、整然としていた。 外は爽やかな風が流れて行く音で、本物のケンブリッジ大学での講義の内容に 歓迎したチーパパは息子にも、同じような二年間、寮生活がある医学部を、本 人の希望と自分の体験から、選ばせたが、現役で合格した時はうれしかった。  息子もその後3年連続、トップで授業料免除だったので助かった。  その昔のトップの先輩は医学部の10番以内にはいっていたことを思うと東 大の医学部を凌駕していたことであった。 「息子も頑張ったな。ご褒美にBMWを買ってやろう!!」  息子の努力を表した車だった。 「あいつも伸びたな」 「オレを遥かに越したな」 「親としての責任は果たしたな」  
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