87人が本棚に入れています
本棚に追加
/198ページ
生徒「あっ、理科ちゃん。国語の授業、その子と一緒にさぼったでしょ!?何して遊んでたの?理科ちゃんが体調悪くなって、帰ったかと思ったらしくて、先生が心配してたよ」
理科 どきどきどきどき 「今って、3限目の放課?」
生徒「そうだよ。一体何やってたの?」
理科 「ちょっと、課外授業」
男子 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
国語の授業が始まったのにも気が付かず、アリを追いかけていたのだと二人は言えず、ただ、ただ、何度も目を合わせては慌てて逸らすのみ。
生徒「やだ、二人とも、何だか怪しいんだ。ひょとしてデートしてたの? ]
理科「違うってば! それは絶対にない!ねぇ~そうだよね?」
男子 「…‥‥うん。‥‥‥僕はアリより小さな存在なんだ」
理科 「???????」
その日以来、理科ちゃんと一緒に課外授業をした男の子は、2度と理科ちゃんを探検に連れ出してくれませんでしたとさ。
おしまい。
最初のコメントを投稿しよう!