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再び私のなる電車は動き始める音を立てて動き出すゆっくりゆっくり動いていく、窓から差し込む朝日は美しくずっと見ていたい。
そう思った矢先だった
『次は〜◯◯小学校駅〜◯◯小学校駅〜出口はーーーーー。』
電車は再び停車する、同じ景色ホームと電車が見える、やがて向こうの扉は開き誰かが出てくる、それはワタシだ、ランドセルを背負った幼いワタシ。
希望に満ちた表情であるき去っていく。
これは私?違う、これはワタシ出会って私ではない、私にはわかる。
だってあんなに希望に満ちているではないか。
そして、再びワタシが降りてくる、友達と見える誰かを連れながら、もっと、もっと見ていたい、もっと、もっとこれを見ていたい。
『まもなく出発します次は〜暗闇駅〜暗闇駅〜。』
電車は再び動き出す私だけを中に乗せて動き出す。
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