勧誘

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「それでは先輩方、集合時間が迫っていますので失礼いたします。」 いつの間にか天光くんが隣に立っていて、手が俺の肩に置かれました。 「おや、もうそんな時間でしたか。時間をとってしまいすみませんでした。」 副会長さんは話の間ずっと握っていた俺の手をゆっくりはなし、 優雅に立ち上がると 「では、また会いましょう、奏夜。」 わざわざ俺の名前付きの挨拶をしてくれました。 俺的にはもう二度と関わりたくないので、立ち上がって会釈だけすると 「行こう」 天光くんが食器の乗ったお盆を持って去って行ってしまったので慌ててついていきました。
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