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「帰ろ、雨音」
「――っ、名前、知っててくれたんですね」
「もちろん。……それと僕で良かったら付き合ってくれませんか。君に一目惚れしちゃいました。そんな僕じゃだめですか。僕に君の笑顔を作らせてください。独り占めさせてください。もちろん、フッてもらっても大丈夫です。必ず惚れさせてみせます!だから、図書室にはいままでみたいに来てね。じゃ、バイバイ」
「先輩っ!雨音先輩、待って下さい‼︎私でよろしければ、付き合ってくれませんか?好きです、雨音先輩」
「本、当?やった。え、待って。揶揄われてないよね、僕。夢じゃないよ、ね?え、ちょっと僕のほっぺた抓って。やった。やったー、ありがと!雨音」
「雨音先輩、こちらこそです。これからよろしくお願いします」
「こちらこそです。こちらこそ、これからよろしくお願いします」
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