6日目(後編)

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「オモチャ、あと1つだけ残ってるのを使ってくれるって言うんならすぐにナカに入れて愛してやるよ」  ヒントは悪魔のささやき。さて、残っているオモチャとは何か?  本当は使うつもりなんかなかったけど、オモチャが楽しすぎてな。尊も、喘ぎまくりながら実は楽しんでいるっぽいし。  甘えるように、熱く上気した肌を擦りつけて。片方の指を絡ませながら手を握り、もう片方の手でそのオモチャをつまんで尊の目の前にちらつかせる。 「んっ、はぁん、あぅ……っ、やる。使っていいから、コレ早く!オレばっかりもういやだ。三日月も一緒に気持ち良くなんないと、オレ……っ」 「クソッ。尊、あんたってやつは……っ!」 「えぁ?ひっあぁぁぁんっ!い、いきなり奥までぇ、っ……はっはっ、はぁっ。んむ、ん、ふぁ、はぁ……ひぃっ!?」 「大丈夫だ、ゆっくり入れる。最初は痛いだろうが慣れれば気持ち良くなる」  ちらつかせたのは、銀色の細い棒。そう、尿道ブジー。これで尿道を開発して、快楽が溜まりに溜まったところで抜けば男でも抜いた時に潮吹きできる。と、ネットに書いてあった。  尊さぁ、俺と早く繋がりたいすぎてブジーがどんなものか完全に忘れてるだろ。まぁ、すぐに思い出させてやったが。  だが、まさか早く繋がりたい理由が“俺も一緒に”なんてなぁ。キュンッを通り越して、ギュンッを飛び越して、ズキューン!撃ち抜かれた。  白っぽい灰色の目にいっぱいの涙をたたえて、俺のペニスに手を伸ばしながらまっすぐ見つめてくるなんて。  おかげで俺、ペニスを一気に根元まで突き入れた。そのまま動いてしまったらきっと、腰の動きを止めることはできない。
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