二人目

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イチレンジャーはさらに続けた。 「正々堂々と戦って勝つ。負けても仕方ない。 スポーツならそれでもいい。しかし、ヒーロー活動はちがうんだ。負けりゃあ、必ず、誰かが犠牲になり、大事な人が死んだり、おれみたいな障がい者になっちまう。敵も必死だ、汚い手もつかってくる。 でも俺は戦う。あいつらを許せないから。」 ドードーマンはうめくように言った。 「・・・・私もこれからは勝つためには手段と努力をおしまない。 あなたの言ってることは正しい。私をあなたの仲間にくわえてほしい。」 「大変だぞ?」 「わかっています。」 「そうか、今日からおまえはイチレンジャー2(ツウ)ドードーマンだ!」 ドードーマンは質問した。 「え、二人なのにイチレンジャーなんですか?」 「そうだ。イチレンジャーはひとりだがひとりじゃあない。俺の心には4人の仲間が今もいる。そしておまえもな。これから覚える事はたくさんあるぞ。まずはゲリラ戦の基礎からだ。」 「はい!」 イチレンジャーはふたりとなった。
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