doll 人形

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淳一がスマホで動画を観て笑っている後ろ姿を確認して、僕は彼女の髪の毛をそっと彼女の耳にかけた。 彼女の耳は、小さくて可愛いらしく、ほのかにピンク色に染まっていた。 僕は、彼女の耳たぶを人さし指で撫でた。 小さく揺れる。 僕の指の動きに合わせて、柔らかい耳たぶが前後に揺れている。 光に反射して、耳全体にうっすら産毛が光っていた。角度を変えて中を覗く。 耳の穴には、外からは想像もつかないほど、びっしりと毛が生え揃っていた。 僕は、なんだか身体が熱くなってムズムズしてきた。 淳一を横目で見る。 寝そべって弁当を食べながら、相変わらず動画を観ていた。 耳たぶを触っていた指を、そっと下にずらしていく。 顎のライン、首、喉。 指が、白い襟元に触れる。 真珠のような光沢の丸いボタンが並んでいる。真っ白なレースに縁取られたドレスのようなブラウスだ。 彼女の華奢な身体のラインに沿って、ピッタリなサイズに作ってあるようなブラウスだった。 襟元と、ウエストが細く絞られているが、胸だけはそうではなかった。 僕は、彼女を見た時からずっと、その豊かな膨らみに目を奪われている。 白いレースに縁取られた膨らみ。 幼さが残る彼女の顔立ちとは裏腹に、豊かすぎる胸のかたち。 僕は息が荒くなった。 今すぐにでも、彼女に覆い被さり、この大切に綺麗に守られている絹の衣をこの手で引きちぎりたい。 指先が、震え出す。 淳一の背中を確認しながら、僕は指を彼女の膨らみに当てた・・・・。 ピクンッ。 彼女の肩が揺れた。 えっ!? 僕は、何が何だかわからなくて、もう一度触ってみた。 ピクンッ。 い、生きてるのか!?
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