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予告時間5分前。
松山警部は、部下に、
「もしかしたら、ヤツはもうこの中にいるのかもしれん!お互いに、顔を引っ張れ!」
と、命じたが、シュワーツはいなかった。
そして、予告時間・・・
「警部!大変です!」
と、部下が声をあげた。
「窓の外を見てください!」
窓の外を見ると・・・、
なんと、怪盗シュワーツが、たくさんいた!
それだけでなく、なんと、それらの全ては、空中に浮かんでいた!
松山警部は、目を丸くしたが、すぐに部下に、
「ヘリコプターでヤツを追え!ワシは、この場に残って、エメラルドを守っている!
もしかしたら、あれら全てが、おとりなのかもしれないからな!」
と、命じて、部下にシュワーツを追わせた。
松山警部は、出ていく部下を見ながら、
「いってらっしゃーい」
と言い、ニヤリと微笑んだ。
そして、エメラルドを守るのではなく、盗んだ。
松山警部こそが、怪盗シュワーツの変装だったのだ。
そこに、気がついた部下たちが戻ってきて、拳銃をシュワーツに向けて、
「怪盗シュワーツ!よくも、松山警部に化けてたな!逮捕する!」
と、怒鳴り付けた。
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