厄介者

4/4
前へ
/23ページ
次へ
「えっ?」  この一音と共に、乗客の何人かが一斉に奈々子たちを見る。 「えっ」  想像もしなかった光景に、奈々子と真はお互いにきょとんとしてしまった。そんな異質な空間が完成と同時に、発車を告げるアナウンスとメロディが機械的に流れる。ゆっくりと電車が動き始めた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加