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朝目が覚めるといつものようにベッドだった。
身体はきれいに拭かれており、パジャマも着ていた。
昨日のあれは嘘だったのかなと思いながらそのまま起きる。
時刻はいつもと同じ7時。起きたが特に身体に異変も感じない。
「やっぱり、夢?にしては物凄いことをしたような…」
ベッドルームを出るとすぐリビングのためそのまま水を飲もうと小さく置かれている冷蔵庫まで飲み物を取りに行く。
水を飲みソファーに座っていると、急に部屋のドアが開いた。
「もう身体は平気なのか」そこには夢と思っていた人物
ユナ・ウェールズが立っていた。
「昨日あのまま失神したのを覚えているか?」
言われた状況にシュウは青ざめる。
「や、やっぱり・・・。」
「お前は俺のと決めたんだ。そうすればお前の家は安泰だ。
良い交換条件だろ。」と平然に話してくる。
「そ、そんな、本当に困るんです。」
シュウは家にだけは迷惑をかけたくなかった。
またオメガ性を誰にも話せないため一人で何とかするしかなかった。
「俺の機嫌を損ねたらどうなるかシュウお前も知っているだろ。」
どうにも逃げることが出来ない。
どうして僕なんかが、なんで、どうすればいいの?
言われることに涙が自然と頬を伝う。
それをみたユナはやはりエメラルドからこぼれる涙はキレイだと思った。
「そんなに泣かせたい訳じゃない。」そう言いながら頬にユナの唇が近づく。「そんなに怖いことはしていないだろう。」
そっとその雫を拭うように吸い取る。
「ここではみんなやっていることだ。それの何が嫌だ?」
「う、運命の、、、」と言いかけてシュウはやめた。
番なんて話せば怪しまれる可能性もある。
「そう、いう事は、好きな人とじゃって・・」何とか言葉にしていく。
ユナは少し考え込み、「愛や恋が無くてもできる。」と一言放つ。
「今日の夜また来る。逃げるなよ。」
とシュウに言うと、紙袋を一つ渡してくる。
「痩せすぎは俺の好みじゃない。今日は休む事を許可するから、夜までに覚悟を決めろ。」そう言い部屋を出て行った。
8時30分にユナとアーロンは授業のため校内の廊下を歩いていた。
「昨日、アメリアの部屋には行ったのか?」
興味本位でアーロンは聞いてきたため、
「あぁもちろん。点呼にな。」
「それで、真相はどうだったんだ?もしかして誰かとヤリまくりか!!?」
と笑いながら言うアーロンを
「いや、聞いてみてもあれは童貞だな。」と事実を伝える。
「だろーな。じゃあターゲットは他に探すのか?」
「いや、それは変わらない。だが、ちょっと気になることがあるからな。」「へぇー、何がそんなに気になんの?」
「それは誰も知らなくていい。」
そうあの目、あいつの身体は俺の物にするからだ。そう思いながら、
「それより生徒会にちょっと用があるから、この後付き合え。」
とだけ言いアーロンもそれ以上何か突っ込むような話はしてこなかった。
シュウは一日をずっと何も考えられずにいた。
もしオメガがバレたら、退学はともかく、最悪捕まったらなど考えていた。
どうにかバレずにかつ、この学園を出て、一人で生活していく算段を立てる。だがそれをしたら万が一ウェールズ家がアメリア家を潰しかけない。
母さんのノートを読んでも解決策はのっていない。
紙袋の中身は食べることも出来ずそのままだった。
深夜、22時ノックがする。ドアを開けるとユナがいる。
どうすることも出来ない。
「シュウ。点呼だ。」
「はい。」
「このまま部屋に入るぞ。」と言い、
シュウの応答も待たず部屋に入ってくる。
リビングにつき今朝渡した紙袋が目に付く。
「食べてないのか?」
「食欲が、無くて。」
「そうか。」と言い追及はない。
そのままユナはソファーに腰掛ける。シュウは立ったまま動けない。
「こっちにこい。」と言われ恐る恐る足を進める。
「このまま俺の隣に座れ。」全てが命令だった。
なるべく距離を開けて座ろうとするが、急に腕を引かれ、
ユナの身体に倒れ掛かる。
「す、すみません。」急いで身体を引こうとするも、そうはさせてくれない。すると、前髪をまた分けられ瞳を見つめられる。
この瞳がどうしても気になる。
シュウを見ていると何故だか心臓が高ぶる気がする。
なんでだろうと思いながらも、そのままユナはシュウに口を寄せる。
シュウは昨日の情事を思いださせださせられることになる。
ユナの右腕はシュウを引きよせ、左手で頭を固定され逃げられなくなる。
唇同士を合わせていたら、そのまま歯列をなぞりユナの舌がシュウの歯列を開かせる。シュウは抵抗しようとも力にはかなわず、
「んっ、んふっ」と声を時折漏らせる。息が苦しくなってくると、
ユナが唇を解放してくれる。
「はぁ、はぁ」と息をしていると、また顔を上に向けられ、そのまま舌が入り込む。逃げたいと思い涙するも、ユナの舌を噛むことも出来ずされるがままを受け入れるしかない。
口腔内の上顎をなめられると何とも言えない感覚に陥り、力が抜けてくる。
飲みきれない唾液が、シュウウの口角から落ちる。
唇を離すとき、ふと目を開けるとシュウをまっすぐに見ているサファイアの瞳が写った。
チュッとわざと音を立ててユナは唇を離す。「
気持ち良かっただろ?」と言う言葉に、
ショウは下を向いて何もいう事が出来なかった。
ユナ自身はとても気持ちが良かった。
ここまで相性がいい奴は他にはいないと思えるほど。
キスだけで喘いで息遣いもまだできず、眼を潤ませる。
可愛いなと思えた。誰にも見せたくない愛玩に思えた。
そのままソファーから立ち上がり、シュウを抱きかかえると隣のベッドルームに行く。ベッドに下すと、
「お、お願いします。本当にやめて下さい。」と泣きながら懇願してくる。
それすらユナの心臓を高ぶらせる。
「家が大事なら俺に逆らうな。そうすれば痛い目にも合わない。」
優しく言い聞かせる。
シュウはオメガ性がバレることを確信した。そのため、一つの覚悟をした。
この後、どうなるかわからない。
オメガがバレればどのみち学園にもいられない。
もしくは良い様に扱われるか。
せめてアメリア家だけには迷惑かけたくない。「
一つだけ約束してもらえますか?僕が言う事何でも聞くので、アメリア家だけは潰さないでください。お願いします。」
今日すべてが終わった後に死のう。そう決心して話した。
「従順な奴は好きだよ。わかった。
アメリア家には手を出さないことを約束しよう」ユナは思ったように進む事が楽しくてたまらなかった。
シュウを押し倒し、寝衣の上を脱がす。
昨日は見ていなかった乳首が見える。そこもまだ使われていないピンクだ。
ユナは両方の乳首を押しながら擦っていく。
すると、ぷくっと立ってシコってくる。
「な、なんでそんな所を。」初めての感覚に悶える。
「可愛いね。思っていた通りの色だよ。おいしそう。」と答えそのまま右の乳首は口に食まれる。
はじめはよくわからなかった乳首が尖り、擦られ、なめられるうちにもどかしい感じになってくる。
食まれている乳首は舐められ、音を立てて吸われる。
歯を立てられるとか細い声で「ああっ、」といい、
甘噛みすると「あうっ」っと声を漏らす。
しばらく右の乳首を口で可愛がり、左は爪で頂きをカリカリと掻く。
するとその刺激で「ああんっ」と啼く。
唇から乳首を離すと、ピンクから真っ赤な実に変わっていた。
頬は蒸気しており、相変わらず目は潤んでいる。ユ
ナは左右を入れ替え愛撫を再度繰り返す。
「ああん、あうっ、いっ、いたぁぁぁ。あぁ・・」
「もう、とれちゃうううっ」
「あうっ、あぁ」と喘ぐシュウの耳に
「気持ちいいだろ」とまた言う。
「ううんっ、いたぁぃぃ。」それに泣きながら答えるシュウは可愛くて仕方がなかった。敏感になりすぎてこうなるとは思ってもみない産物だ。
そのまま寝衣の下を脱がすと、すでに立ち上がっているシュウに快くした。「今日は最後までしようか。」その一言にシュウはまた現実を思い出す。
「ほんとうに、ですか?」
「俺に二言はないよ。」と言いシュウの陰嚢を持ち上げ、会陰を見る。
するとそこにはあるはずのない穴が。
シュウはオメガであるため、子宮で妊娠するようの膣が存在する。
それはアルファ、ベータにはありえないこと。
「ショウ、、お前は一体。」
「ご、ごめんなさい。誰にも言わないで下さい。僕に出来ることは何でもしますから。」泣きながら懇願した。
この時点で、シュウは死のうと確定した。
とりあえず、この一夜だけ。
そうすればすべて終わる。
そう思いユナにお願いした。
「オメガなのか?」
「はい。」
「両親は?」
「死に、ました。」
「アメリア家は?」
「養子です。」
「発情期は?」
「3か月前から始まりました。」
「抑制薬は?」
「母から託された分があります。」
「他に知っている人は?」
「僕以外誰も知りません。ユナ様以外は。」
「そうか。」
今夜、この後死ぬと決めたシュウに守るものは無かった。
だからすべて聞かれたことに答えた。
もう終わりだから。ごめんなさい。アメリアさん。母さん。
ユナは信じられなかった。
自分が追い求めたオメガがここにいる。
しかも誰の手にも触れていない。
これが運命でなければ何と言おう。
「シュウ。契約は契約だ。お前は俺のいう事を聞くといったな。安心しろお前がオメガでも関係ない。」
「このまま俺に抱かれろ。いいな。」シュウに拒否権はない。
そのため静かに「わかりました。」と答えた。
ユナは立ち上がると、ダイニングのほうに消えていった。
すぐに戻ってきたかと思うと手にはオリーブオイルが握られていた。
何に使うのかわからないシュウは見ていることしか出来なかった。
ユナはオリーブオイルを手に乗せると、シュウに再度覆いかぶさってきた。
すると、その手を会陰の穴のさらに奥に手を滑らせてきた。
とっさの事にどうすることも出来ない。
すると入り口を軽く2、3度ノックされ、オリーブオイルを塗りこまれる。「そんな、ところ、やめて下さい!!」
一生懸命手を抑えるもびくともしない。
「拒否権はないよシュウ。まずはここを使ってみようか。」
と言い人差し指をゆっくり挿入していく。
「や、やめっ、、」
「そんなに力を入れたら入らないだろう?」と言いユナはキスをする。
キスをされるとシュウは慣れていないためそっちに意識がとらわれる。「んっ、んんっ、あ、、んっ・・・」
そのうちアナルの指は増え二本が入るようになる。
二本を交互に掻くように指圧すると、一旦キスで緩んでいた指を締め付けるポイントを見つける。
唇を離すと、喘いでいた。
「あぁぁ・・あぁ・・はぁ・・はぁ・・」
指を三本に増やしさらに広げるようにすると、そこもピンクの肉毛が見えて何とも厭らしい。
「あん・・あぁ・・ああぁぁぁ」
ペニスも屹立しており、透明な汁が垂れている。
「そろそろかな。」とユナは自分を取り出すと自身も痛いくらいに起っていた。
「シュウ。」
半分トびかけているため名前を呼ぶと、ユナと目が合う。
「入れるよ。」優しく言う。
「はい。」と目線をあわせシュウは目を伏せると、ユナはショウの額にキスを落とし、アナルにペニスをゆっくり押し込んでいく。
ピンクの穴に赤黒く血管の浮きだったモノが入る。
「ゆっくり息をして。」ユナの雁首が入るとき一番アナルが広がる。
「あああぁぁ・・。お、おきくて、いたぁ・・」
少しずつ進めるも中々入ることが難しい。
そのため乳首をまた攻めると、思ってもいない衝撃だったためか、
力が抜ける。その瞬間を見逃さずグッと腰をこじ開けるように勧め、
すべてをシュウの中に収める。
「あぁぁ・・はぁ、はぁ、ふうぅっ。ううっ・・」
目から涙が溢れユナと一つになったことを感じる。
さすがにかわいそうにも思えてユナはしばらくシュウが落ち着くのを待つ。シュウの顔面にキスをおくり、項にもキスをする。
「泣くな。もう痛くないだろう?」
シュウをあやしていると少しずつ内壁が動き出す。
そろそろかと思い、自身も限界が近いため、ゆっくり抜き差しを再開していく。
「ああぁ・・あん・・ああぁ・・あん・・」
同じリズムでストロークを繰り返し、そのうち前立腺をぐぐっと擦る。
「それぇ、だめぇぇ。」
「いやぁ、あぁ、ぁん・・」
「どうして?ぎゅってしめつけてくるよ?」
ユナは笑いながら的確に狙いを定め当てる。
締め付けが気持ち良くてたまらないそう思っていた。
それに可愛く啼くのもたまらなかった。
「やぁ、あんっ・・あぁ・・」
「だめっ、だめぇぇ、やめてぇぇ」
ユナは何度も擦ると、次第にシュウの腰も動くようになった。
「お、お願い、うごかないでぇ・・」
「シュウ。可愛いね。自分で腰を振っているんだよ。ほら。」
とユナは止まってみせる。腰を動かしているシュウは
「な、なんでぇ・・」と混乱していた。
そのまましばらく止まっていると、刺激が弱いのか、
「あぁ、あぁぁ・・」と喘ぎながらユナを見つめてきた。
それに気が付き意地悪く
「どうしたのシュウ?自分でイキなよ」と笑った。
「ゆ、ゆなさまぁ、どう、したらぁいぃの?」
と泣きながら腰を緩く振っているため、
「かわいいね。ごほうびだよ。」と言い思いっきりシュウの奥を一突きする。「あぁぁぁ・・・!!!」
ひと際高い声で鳴くとそのままシュウはユナを締め付けながら射精した。
ユナもそれに当てられ、ぱんっぱんっと腰を早くぶつける。
「あんっ、あんっ、あんっ、イッてるぅぅ。や、やめてぇ。」
そのたびにシュウのペニスから白く零れ、出なくなった後、
ユナはさらにラストスパートをかけ、シュウのペニスを再度扱く。
「も、もう出ないぃっ・・ぁぁあぁ・・」
一度萎えかけたペニスを擦り、何度も中を付く。
前立腺を何度も擦られ、シュウの尻は赤くなり、ユナをもう一度ぎゅっと締め付けると、中に温かいものを感じた。
ユナは、イクっと言い腰を大きく打ち付けシュウの中に射精する。
その瞬間シュウもペニスから透明な潮をぷしゃーっと拭いた。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・・」
お互いしばらく息を整えることしか出来なかった。
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