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「…父は…」
「…お父様?…」
「…父の平造は、私が美人だから、可愛がってくれる…溺愛してくれる…父親なのにね…」
「…」
「…たとえ、血の繋がった実の父親でも、男…美人が好きなのよ…」
「…美人が好き?…」
「…その証拠に、腹違いの姉の澄子は、父からは、疎まれているとまでは、言わないけど、可愛がられてない…それで、私をいじめている…」
「…いじめている?…」
「…自分が、父に可愛がられないものだから、父に可愛がられている私が、羨ましくて、仕方がないの…」
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