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豪邸の大きな扉が閉まった…
このお屋敷を訪れるのは、二度目だが、つくづく部屋が大きいと思う。
まるで、ガリバー旅行記の中の巨人の国ではないが、さながら二メートルの大きな人間が、住んでいるかのように、部屋が大きい…
しかしながら、その部屋に住む人間は、私と同じ、155㎝の小柄な美女…
その小柄なカラダと、この大きな部屋がまるで、似合わない…
不釣り合いだ…
同時に、私はなんとなく心細くなった…
大きな部屋に、小柄な女が二人だけ…
寂寥感というか、急に、不安になった。
これは、やはり、この大きすぎる部屋のせいかもしれない…
私はそんなことを考えながら、部屋を見た。
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