10人が本棚に入れています
本棚に追加
これは、無意識に、好子さんと、顔を合わせたくなかったからかもしれない…
米倉に頼まれたから、好子と会うことになったが、やはり、二人きりになると、どうにも、気まずかった…
そして、それは、好子も同様だったようだ…
「…高見さん…」
「…ハイ…」
私は慌てて、返答する。
「…なにか、飲まない?…」
「…飲むって?…」
私は絶句する。
まさか、好子さんの部屋に招かれ、いきなり、
「…なにか飲まない?…」
なんて、好子さんが、気安く、打ち解けて、話しかけてくるとは、思わなかった…
最初のコメントを投稿しよう!