よしっ、決めましたっ!

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「……男って、どうして、好きなんですか? 焚き火」 「原始に帰る感じがするからじゃないのか?」 「帰りたいですか? 原始時代」  あまりマンモスを追いかけたくはないのだが。  そこは男と女の違いかな、と思いながら、貴弘と一緒に焚き火台を眺めていた。  今も寮の方の庭先から、揉める声が聞こえている。 「なんで起こすんですかっ。  僕、明日、早いんですよっ。  休みじゃないんですっ。  北村さんの出張ついてくからーっ」 と青田が叫び、 「知るか。  俺の会社の仕事じゃねえしっ。  お前、火をおこすの上手いだろうがっ」 と綾太が叫び返している。 「八神さんにでも、つけてもらってくださいっ」 「イメージで言うなっ。  あの野生男、意外にアウトドア向いてないぞっ。  グッズが好きなだけだっ」
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