26人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし―――まんまとサタンの策にハマってしまうとは……アダム国王もまだまだだな。
せめて戦士の1人位は 城に置いて行く事を考えられなかったのか……?
それとも…4人全員を連れて行かないとイケない理由でもあったのか……?
「……その他の者は?」
「……皆すぐにこの城から避難させたわ。だから今この城に残っているのは 私とお姉ちゃんと……トマスの3人だけよ」
「……トマス?」
「お呼びでしょうか、姫様?」
「……!!」
声がした方を振り向くと……優しそうな 見た目30代~40代の男性が 部屋に立っていた。
この人が執事……!?
「(…超カッコいい―――!!!!)」
「………?」
トマスは背が高く、スラッとしていて、男の俺も思わず惚れてしまいそうな程 整った顔立ちだ。
「(女子から かなり人気がありそうだな…)」
「…如何されましたか?」
「…いっ、いえっ!! 何でもないです!!」
トマスは「?」と首を傾げた。
最初のコメントを投稿しよう!