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―セーラの部屋―
セーラは カイン達戦士を自分の部屋へ集めた。※アダムは入浴中。
｢戦士の皆さん､お疲れの所 我が儘言って申し訳ありません……｣
｢構わないですよ｣
｢……ありがとう｣
｢……何かあったのですか？｣
セーラとトマスの険しい表情を見て 戦士達は直ぐに何か勘付いたようだ。
｢えぇ……｡ 皆さんがドラゴン討伐へ行っている間……お母様とお姉様が サタンの城へ連れ拐われました｣
｢なっ……!?｣｢そんな……!!｣
｢…トマス｣
｢……はい｣
トマスは､城で何が起きたか 戦士達へ詳しく説明した。
｢くっ…私たちが居ない間を狙って……!!｣
｢何て卑怯な真似を……!!｣
｢お姉ちゃんの情報だと これはサタンでは無く サタンの母親･ルシアの仕業らしいの｣
｢サタンの母親が……？｣
｢サタンは魔王の座に付いたばかりだから 母親が先ず見本を見せ付けた…と言う事だろう―――｣
｢……なるほど｣
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