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「それから……キラちゃんとクロ君」
「「……はい!!」」
キラちゃん…こと キララは回復系の魔法を得意とする 可愛らしい少女。
クロ君…こと クロウは攻撃系の魔法を得意とする 少し気の弱い少年(キララより年上)だ。
「二人は トマスと一緒に サタンの城へ お母様とお姉ちゃんの救出に向かいます。トマスの援護をお願いします」
「ボッ…ボクとキララがですか?」
クロウが不安な声をあげると キララがぷく~っ!!と膨れた。
「ちょっと~?それって キララと一緒だと心配だって事?」
「ちっ…違うよ!! ボク…自分がトマスさんの足手まといにならないか 心配で……」
セーラは、クロウの頭を優しく撫でた。
「大丈夫。クロ君の魔法は役に立つから…もっと自信持って!! 魔法でトマスの事を助けてあげてね?」
「う…うん!!」
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