第4話

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セーラは動きやすい服に着替えて、 ポシェットに護身用の武器や薬草等を詰め込んだ。 「……こんなものかな?」 「セーラ様……やはり一緒に行かれるのですね」 「勿論よ!! お母様とお姉ちゃんが危険な目に遭っているのに…静かに城で待機なんかしていられないわ!!」 「…良いんですか、トマスさん?」 「…えぇ。止めても無駄でしょうから」 「そう言う事☆ じゃ…カイン達はお父様の見張りをよろしくね!!」 風呂から上がったアダムにドッサリと(約一週間分)仕事を用意して 部屋へ閉じ込め、 カインへ見張りをお願いした。 「さて…準備万端!! クロ君とキラちゃんは?」 「ボクは大丈夫です」 「キララも大丈夫よ☆」 「あれ…?ケイトお姉ちゃんは?」 「ケイトは私の部屋に居るわ。私の身代わりよ」 「ケイトが……?」 「セーラ様の……?」 「身代わりぃぃ……!?!?」 「……ん?何か問題あるか?」 ※部屋から出てきた。 「「「大ありだッ!!」」」 「なっ……何だよ?」 「先ずその見た目!! そして話し方!!」 「なっ……!? 話し方は兎も角……髪はちゃんと染めたし、ドレスも姫さんの着てるじゃないか!!」 「何て言うか……」 「お姫様のオーラが全然無い……」 「そっ…それは仕方無いだろ!?」 「……何でケイトがセーラ様の身代わりなの?」 「だって他に居ないんですもの……」 「…………」 「兎に角!! ケイトはなるべく喋っちゃダメ!! 部屋からも出てきちゃダメよ!!」 「ウウッ…わぁぁかったよ……!!」 c022bbc2-bb84-4f3b-bf6d-60ae9b381d94
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