第5話

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―森の中― 「はあぁぁ―――ッッ!!!!」 ……バッコ―――ン!!!! 『ギャアアアア―――!!!!』 セーラは魔物を倒した!! 襲い掛かって来る魔物達を 次々と 倒すセーラと戦士達。 「へぇ~、中々やるわね……」 「流石です セーラ様!!」 「お姫様って とても強いんだね!!」 「ウフフ…ありがとう☆」 「でも…お姫様なのに どうしてそんなに強いの?」 「それは……私が王女だから」 「………?」 王女と言う身分だと ならず者達から狙われる危険性が高まる。 「自分の身だけではなく、お母様や お姉ちゃんの事も守りたくて……他の皆には内緒で トマスと修行していたの」 「そうなんだ……」 「ボク達も頑張ります!!」 セーラはニッコリと微笑んだ。 「うんっ!! 一緒に頑張ろうね☆」 「………」 キララはトマスをチラリと見た。 「(…このオジさんは さっきから何もしていないけど……。一体どれ位の強さなのかしら……?)」 “能ある鷹は爪を隠す”と聞いた事はあるけど……。 「ふぅ~、大分遠くまで来たわね……」 「トマスさん まだ森から抜けないの?」 「もう少し先です」 「お父様の飛空挺(ひくうてい)なら サタン城まで 一飛(ひとっと)びなのに……」 城の馬車を(勝手に)一台借りて 森の中を進んできた セーラ達。 「飛空挺は確かに便利ですが 音がかなり大きいので アダム様にバレてしまいますから」 「それもそうね……」 「馬車ならバレないの?」 「馬車は城に何台もあるし 一台位借りても 全然平気よ☆」 ※飛空挺は三号機までしか無い。 「この先に湖があります。湖には魔物が出ないので そこで一休みしましょうか?」 「賛成~☆」 セーラ達一行は、サラとサタンも立ち寄った 美しい湖で休憩する事にした。
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