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―森の中―
「はあぁぁ―――ッッ!!!!」
……バッコ―――ン!!!!
『ギャアアアア―――!!!!』
セーラは魔物を倒した!!
襲い掛かって来る魔物達を 次々と
倒すセーラと戦士達。
「へぇ~、中々やるわね……」
「流石です セーラ様!!」
「お姫様って とても強いんだね!!」
「ウフフ…ありがとう☆」
「でも…お姫様なのに どうしてそんなに強いの?」
「それは……私が王女だから」
「………?」
王女と言う身分だと ならず者達から狙われる危険性が高まる。
「自分の身だけではなく、お母様や
お姉ちゃんの事も守りたくて……他の皆には内緒で トマスと修行していたの」
「そうなんだ……」
「ボク達も頑張ります!!」
セーラはニッコリと微笑んだ。
「うんっ!! 一緒に頑張ろうね☆」
「………」
キララはトマスをチラリと見た。
「(…このオジさんは さっきから何もしていないけど……。一体どれ位の強さなのかしら……?)」
“能ある鷹は爪を隠す”と聞いた事はあるけど……。
「ふぅ~、大分遠くまで来たわね……」
「トマスさん まだ森から抜けないの?」
「もう少し先です」
「お父様の飛空挺なら サタン城まで 一飛びなのに……」
城の馬車を(勝手に)一台借りて 森の中を進んできた セーラ達。
「飛空挺は確かに便利ですが 音がかなり大きいので アダム様にバレてしまいますから」
「それもそうね……」
「馬車ならバレないの?」
「馬車は城に何台もあるし 一台位借りても 全然平気よ☆」
※飛空挺は三号機までしか無い。
「この先に湖があります。湖には魔物が出ないので そこで一休みしましょうか?」
「賛成~☆」
セーラ達一行は、サラとサタンも立ち寄った 美しい湖で休憩する事にした。
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