目が覚めると､お姫様になっていた【続編】

第1話

―――って……!! 俺は男なのに､何で毎回 女の子になってしまうんだ!?!?
※前回は､イヴ姫(現･女王)と入れ代わった。

｢…ちょっと､お姉ちゃんってば!!｣
｢うわぁっ!?……なっ､何っ!?｣

セーラは俺の手をギュッ……と握った。

｢(…ドキッ!!)…セ､セーラ？｣

｢一人で考え込まないで ちゃんと私にも話して？ 私たち双子でしょ｡ ツラい事や悲しい事……嬉しい事も 二人で分けようね､って約束したじゃない!!｣
｢そう､だったね……ごめん―――｣

そっくりだとは思ったけど……やっぱりサラ姫とセーラ姫は双子の姉妹だったのか!!

｢(セーラには 俺の事をちゃんと話すべきだろうか？)｣

いや……｢俺は男だ!!｣なんて話したら きっとショックだろうな。

｢この変態―――!!!!｣とか言われそうだし……(汗)

でも双子なら ｢いつもと様子が変｣だとは気付いてはいる筈。

……ここは少し様子を見よう。