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やっと昼近くになって
「小林さん2番に電話です」
と後輩に言われた。
「はーい。了解です。…お待たせいたしました。小林です」
「うーん。そんなに待ってないよ。俺、沢木」
「え?なんで?」
思わず、眉間に皺が寄った。
「お昼ゴチソウになりに来た!」
「へ?なんで?」
「なんでって。昨日、俺がランジェリーに何万散財したと?
誰が好き好んで他の男のために着るランジェリーに金使うのさ」
あーあー、そんなことか。やっぱりそうだよねー。普通、過去のお礼に何万も使わないか。
でも、やっぱ心なしか、がっくりきた。
ただじゃなかったかーー。
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