第4話 ランジェリーマジック

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嫌われたくない。 どうでもいい体を見せられて眞鍋さんは、私を嫌いになったりしないだろうか。 やっぱり綺麗でスタイルのいい女の子の方がいいし。それは誰しもそうだろうし。 それがいつでも手に入る人だから。 眞鍋さんがその気になればスタイルのいい女性なんかでも、ちょちょちょいでいけるはず。わかんないけど。 だから、なおさらこのままじゃ まずい。 非常にまずい。 首が痒くなってきて、指でかいてから、はたっと手を止める。 やばい、首にニキビが出来てる。 今、ニキビみたいなものに触れたのだ。 恐る恐るもう一度首周りを触ってみる。 「あっ」 あった。 できものだ。 ヤバイヤバイッ。 なんでデキモノなんか。しかも首に。 どうしてこんな時に出来るかねー。 「はあーーーどうしよう」 バスの中でがっくりとうなだれながら、どこの薬局に行こうか考えていた。
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