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最終話 明日へ
「泊まってけば?」
沢木君の
マンション。
閉めたカーテンの外は
もう明るくなってきていた。
キングサイズのベッド。
沢木君に腕まくらされて
沢木君が
吐息がかかるくらい
そばにいる。
ついさっきまで
ただの同級生だったのに。
今は……
「でも
明日、っていうかもう今日だけど
会社だし」
ベッドの下に落ちている
沢木君デザインのランジェリーを
手で手繰り寄せた。
「お、
そう言えば
俺デザインのランジェリーつけてくれてたんだよな?
もう一回見せて」
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