ー XX君からの手紙 狂気の恋 ー

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ー XX君からの手紙 狂気の恋 ー

平成◯◯年◯◯月◯◯日 午前2時03分 『気晴らしに今日は1日中テレビを観てました、どうせ寝れ無いからです、チョット発見! テレビのAKOグループの一人が俺を見てます、どのチャンネルでも同じく俺を観てます、いつ頃の知り合いの子か今は記憶を辿って居る最中です』 平成◯◯年◯◯月◯◯日 午前0時00分 『矢張り深夜番組でも彼女は俺に向かって囁いて居ます、彼女はキット俺に何か合図を送っている事は確実です、今度握手会に行って彼女の口から、俺の事を聴こうかと思って居ます、羨ましいでしょう先輩!』 平成◯◯年◯◯月◯日 午前2時28分 『彼女との握手会に参加したら、一悶着ありました、なんか券が無いと握手会に参加は出来ないそうで、俺はガードマンに、彼女と俺は知り合いでお互い好き同士だって言っても、聴いてくれませんでした、今度は彼女の家迄行って確かめる他無いと思います』 平成◯◯年◯◯月◯◯日 午後9時18分 『彼女の後を付けてたら、警察を呼ばれました、世の中って2人の中を平気で引き裂くって、酷い世の中になったと思います、でも俺は諦めません、いつか彼女がテレビから俺に何て言って居るのか、どうしても聞かなければならないからです』 平成◯◯年◯◯月◯◯日 午前0時15分 『先輩は俺の手紙がなんで年月日や時刻迄書いているか不思議でしょうが、これも俺に何か合ったらの防衛策です、例えば彼女の事でも、これが証拠となりますからね~!』 平成◯◯年◯◯月◯日 午後10時05分 『遂に彼女の家がわかりましたが、警察に逮捕されてしまいました、恋人が逢いに来たのに、何故警察が関与するか疑問です』
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