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この日も待ち合わせ場所へ向かった。
この日も彼は、先に席に着いていた。
「どうぞ」
「どうも」
「今日は、どうされますか? 」
私たちの合体0を見て彼が言った。
0を切るかどうか。
「5分だけ」
「分かりました」
【いやぁ、5分か~】
「質問の答えを」
彼は早々にそう言った。
は?いきなり?
「24歳です」
「誰が」
「あなたが、質問されたのは僕にではありませんか」
彼が訝しげに眉を寄せる。
「ちょ、0! 」
【ほんまや。24歳。偽装なし】
4つ下……
しかもイケメン。彼の条件は“相手誰でもいい”
意味が分からない。
彼の性格に問題があるとしても、まだまだ自由恋愛でいけるだろう。
なぜ、婚活を?
私とのマッチングを受ける意味が分からない。
「年、近い人って……」
【4歳は近い範囲やろ? 色々ゆとりが大事や。4つ上なら? 】
「問題ない」
【やろ? 兄ちゃんから見たら、姉ちゃん4つ上や】
「男女の違いがあるでしょ? それに……」
【今の時代にそれ、言うか~? 5分経ちました。ブィッシューン】
「え、ちょ、ま、待って……」
「あなたが、5分と」
「ええ、そうですけど」
「少なからず、失礼だとは? 」
「もっと、失礼な事を言われてますので、それとも、人には厳しいの? 人にだけは」
随分と低い声でそう言った。
「質問いいですか? 」
「また、ですか?どうぞ」
うんざりした様にため息を付きながら、彼はそう言った。
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