Love of tears 〜貴方は私の傘だった〜

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「萌花、明日帰省するんだよな?」 「う……ん。31日にする」 モツ鍋の準備をして、リビングでチューハイを飲みながらモツ鍋をつつきながら昔懐かしの歌番組を見てた。 「……萌花、飲み過ぎだろ。ストロング9%500mlを2缶空けるって、おい、これ以上飲むな!!」 調子に乗って4缶目を開けたわたし。 颯ちゃんに取り上げられたけど、颯ちゃんの胸をバンバン叩いて取り返した。 「実家に31日に帰省するとメール入れとけ。明日2日酔いになっても知らないから」 お酒を飲み過ぎなわたしを見て颯ちゃんは呆れてた。 iPhoneを取り出し、お母さんに“31日に帰る”とメールした。 食後、実はアルコールに強いわたしは少しふらつきながらも颯ちゃんが止めるのを無視して食後の片付けをしてお風呂を借りた。 UNIQLOの室内着を着て出てくると颯ちゃんは少しほっとしてた。 流石にネグリジェは実家の帰省用バックに入れてない。 颯ちゃんもお風呂に入って来て、今日は颯ちゃんのベッドで一緒に眠る事にした。 次の日は特にやる事は無かったから颯ちゃんと新宿の109に付き合って貰ってショッピングをした。 嫌な顔をせずに付き合ってくれる颯ちゃん。 元彼上司の婚約者よりも、颯ちゃんと一緒にいる方が楽しくて落ち着く。 颯ちゃんがわたしが買おうとした服の支払いをさり気なくしてくれた。 大人な優しい颯ちゃん、大好き。
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