Love of tears 〜貴方は私の傘だった〜

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31日、帰省をせずに颯ちゃんのお家で年始年末休暇を過ごそうと企てたけど、颯ちゃんに昼前に家から連れ出され実家がある京都まで新幹線で向かう。 帰省ラッシュは落ち着いていて、指定席を取る事がでた。 「颯ちゃん、うちについてきて……」 実家の両親に婚約破棄された事を話さないといけないのが苦痛でため息しか出てこない。 「わかった。ついててやるから安心しろ」 颯ちゃんは、わたしの手を握ってくれて時より頭を撫でてくれた? 京都に着き、在来線に乗り継ぎ、懐かしの実家に着いた。 颯ちゃんの手を引き、実家の玄関の扉を開け、中に入る。 「ただいまーー」 玄関を上がり、颯ちゃんとリビングに向かった。 わたしが颯ちゃんと手を繋いでリビングに入ったからお父さんもお母さんも目を丸くさせてた。 去年の今頃に結婚の許しを貰うために元婚約者を実家に連れて来た。 「えっ、颯汰くん??萌花と、どういう関係???」 お父さんが意味がわからないといった感じで聞いてきた。 わたしは説明辛くて颯ちゃんを見上げた。
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