Love of tears 〜貴方は私の傘だった〜

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ブランチを食べた後、颯ちゃんが家に帰るというから、用意していた帰省のための着替えとメイク道具を入れ込んだ旅行バックを持ってついていった。 颯ちゃんが住んでいる賃貸マンションは会社の借り上げ住宅で3LDKと広かった。 「颯ちゃん、泥棒に入られたの?」 本と衣類で床が荒れ果てたリビング。 引っ越して間もないのか、アリさんマークがついた段ボールが5つほど封された状態で置いて合った。 「10月に転勤で東京本社にきて仕事が忙しくて片付いてないんだ」 頭をカキカキ片付いてない理由を説明し始めた颯ちゃん。 「颯ちゃんってどこに勤めてるんだっけ?」 「……秘密。ヒントはスーパーゼネコンの建築士といっとこうか。萌花はLIFE &Reluxのインテリアプランナーだっけ?住宅設備機器メーカーの最大手に就職できたからと当時の俺の給料半月分、祝い項目で萌花に貢いだのを覚えてる」 「今も大切に使ってるよ。あの時はありがとうね。足の踏み場も無い颯ちゃんのうちを今日は片付けようか」 下に脱ぎ捨てられたカッターシャツとセーターを拾っていく。 颯ちゃんも落ちてる建築関係の業界雑誌やよく見たら建築図面を要るものと要らないものにわけて片付けていく。 わたしは洗濯と掃除し、キッチンの片付けをした。 開けてない段ボールは夏服と春秋服と読んでない本類らしく、颯ちゃんはまた転勤するかもしれないからとそのまま空き部屋に封印してた。 「颯ちゃん、鍋しよう!!」 部屋が片付いたのは18時過ぎでブランチを食べたのが11時過ぎでよく動いたからお腹がすき、颯ちゃんと2人きりでいたくてキッチンで使った土鍋とIHヒーターがあったのを思い出し、颯ちゃんに提案する。 「そうだな。じゃあ、材料を買いに行くか」 颯ちゃんが車のキーを出し、颯ちゃんの青色の愛車 シビックで車で10分の所にあるスーパーに買い物へ出かけた。 颯ちゃんの家に泊まり込む気満々のわたしは明日の朝食用のサンドイッチの材料も買い込んだ。 鍋は颯ちゃんと相談して、モツ鍋にした。 颯ちゃんとお酒を飲みたくて、ビールとチューハイをカゴに入れた。 颯ちゃんが支払いしてる時にしれっと入れたお酒の缶の数を見て何か言いたそうだった。
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