お見合い相手の本性

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お見合い相手の本性

結婚をお断りしたわたし。 総司さんはわたしが断ると思ってなかったのか無言で固まっていて、狭い観覧車の密室空間内で気まずい空気が流れてる。 2人きりの観覧車は今頂点の位置にあるから、後8分ほど密室空間に2人でいないといけなくて、お断りするタイミングを間違ったと後悔する。 人が良い紳士的な総司さんだからわたしがお断りしたからとそれで手荒な事はしてこないと思ってた。 プリンセスグループの御曹司だからわたし以外にもお見合い相手はたくさんいるはず。 そう思っていたら、総司さんが今まで見せたことがないような悪そうな顔をして、バンっと前に座ってるわたしに両手を突き出し、わたしは彼の胸の中に押し込み拘束され見下ろされた……。 「愛里さん、破談は受け入れられません。貴方との結婚がわたしがプリンセスグループの社長の地位に就く条件なので。申し訳ないですが力づくでもわたしと結婚して頂きます」 そう言って、総司さんはわたしの左手の薬指にダイヤがついた婚約指輪をはめた。
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