お見合い相手は御曹司

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お見合い相手は御曹司

母からの電話で突然お見合いするはめになったわたし。 釣書もなく、相手の情報が全くない中でのお見合いで、気が乗らない……。 銀座のプリンセスホテルの最上階にある三つ星高級レストランのコース料理を食べに行くぐらいの気持ちで、服装も普段仕事で着用してるレッツパッセの女子アナファッションのフォーマルなワンピースにシャネルのネックレスとパンプス、バッグで待ち合わせ場所のホテルのロービーへ向かう。 「なんで着物をレンタルして着てないのよ。まあ、悪くはないけど、この子は……」 待ち合わせの15分前に到着したわたし。 到着してすぐに、わたしを見てため息を吐く母……。 母は黒の訪問着を着ていた。そして父も、普段着ているスーツよりも質の良い物を新調して着用していた。 両親のわたしのお見合いに対する熱い姿勢に、お見合い相手と結婚する気が全く無いわたしは困った。 礼儀として、場をセッティングされたからお会いはする。 でも、どんなに良い方だとしてもお断りするつもりでいた。
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