あの日にあった出来事 side 結翔

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あの日にあった出来事 side 結翔

入社2年目、AIプログラムの研究開発をしてる俺は、AIが入力無しに状況判断をするプログラムを作り上げた。 ただ、それをサポートの女性社員によって成果を先輩に横取りされ、騒動が起こった。 結局は俺が創り上げたプログラムと上層部にわかって貰え、俺は世界的に評価をされたけれど、俺がその先輩に俺の研究のデータを渡した女性社員に対して問い詰めているところを、運悪く最愛の遠距離で交際している彼女に見られ、彼女に誤解され、拒絶され、破局した。 彼女に誤解を解きたくて年末に彼女に会いに行ったけれど彼女の母親が彼女に合わせてくれなかった。 彼女は幼少期時代に実の父が母親に暴力を振るってたトラウマで男性を怖がってる節があった。 ゼミ内でちょっとしたいざこざや言い争いが起きるだけでおどおどしていた彼女。 彼女の前では感情を抑えて紳士ぶってた俺は、彼女の前では怒りの感情を見せた事が無かった。 さすがに俺が大学時代から試行錯誤して創り上げた成果を横取りされそうになり、その橋渡しをした女性社員に対して冷静になれなかった。 先輩に俺の研究データを渡した理由が、俺に告白しても相手にされなくて、先輩が俺のデータを持って来たら付き合って結婚してもいいと言ったというふざけた理由で、許せなかった。 彼女が俺を拒絶し、仕事は順調でも、仕事で成果を挙げても虚しかった。 いつも俺が創り出したAIプログラムに感動してくれてた、同じAIエンジニアの彼女がいないから……。
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