心臓を叫びながら投げろ

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今日、若者はホームから飛び下りたってよ 見えない希望 見えない真っ暗な明日に怯えながら今日に追い付こうとしたその有志は 誰にも届かず 耳を塞いだ大人は石を投げたとさ 幸せになる方法を知りたかった 戦う方法なんて知りたくなかった 誰かを助ける詩が聞きたかった 誰かを蹴落とす詩なんて汚いだけだ 昨日、母が作った弁当を誰かがひっくり返した 机や椅子で反抗したが大人は僕だけを叩きました 昔のアニメで言ってた正義は必ず勝つは嘘だった 勝った物が正義だと僕は胸に焼を入れました 綺麗事は綺麗な人が言うものだ 醜い僕は妬んでれば良い でも大切な人が幸せだと嬉しかった アスファルトに咲く花はまるで 愛のない無い場所で必死に生きた青年のようだった 僕は叫びながら刃物を振り回した この命尽きるまで 誰かが幸せになる為に 戦う事を選びました 銃口を向けられて花のように散れた事 最後の最後僕は叫びました
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