✙ 第1章 ✙

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          ##                けれど、2人は出会ってしまった。 あの日、出会わなければ…そう思った日もある。 けれど心はいつも彼を恋しんで、この心を ()め付ける。  だから家族に大反対されても、村を出た。 彼女は南部の広大なブドウ畑を所有した富農出身だ。 田舎とはいえ、城の様な屋敷に住み、何不自由なく暮らしていた。  あの日、母に言われ隣町へ行かなければ。 あの日、彼の住むノーザイルの町に行かなければ。  彼は銀の騎士団。 対魔の力を持ち、魔法使いを捕らえるのが仕事。
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