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私が来ている曜日には、読書の時間を設定している。
クラス全員で図書室に借りに来る。
今日も、4年1組が、全員でやってきていた。
担任の先生は、なかなか手の出ない人に、「これなんか、どう?」とすすめていた。
そして、借りようと決めた本は、先生に見てもらっているようだった。
「これは、ふりがながついてるけど、意味がわからなくて、難しいんじゃないかな」
やっと子どもが選んできた本をどうして、難くせつけるのだろう。
「読めるの?」
それは、無いんじゃないのか。
難しそうでも、がんばれば読める。
子どもは、不思議なもので、自分のわからないところも、さーっと流して読んでいくものだ。
その時に理解できない言葉も後になって、
「ああ、そういうことだったのか」とわかったりする。
それに、本当に知りたいと思ったら、辞書も引くだろう。それは、それでいいことだと思う。
何より、子どもの読もうとする心を削いではいけない。
その時に完読できなくても、いいじゃないか、人生長いんだし、などと思った。
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