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そして、図書委員会があった。
委員会活動は、5年生からだ。
委員会の活動時間を有効に使うために、すでに委員長、副委員長は、6年生の中から決めて来ていた。後は、書記を決める。黒板に書く書記を6年生から、ノートに書く書記を5年生から決めた。
「じゃあ、まずは、挨拶ね。私が図書委員会の先生の鳥山です。3年1組の担任だから、そこの渡り廊下渡ったところだからね。用がある時は呼びに来てください。それから、図書館サポーターの赤木先生ね」
「あ、はい、赤木です。月曜、火曜、金曜日に図書室にいます。よろしくお願いします」
「はい、では、委員長から挨拶ね」
「ぼくが前期、図書委員長になった黒川です。みんなに図書室に来てもらえるようがんばります」
みんなで拍手する。続けて、副委員長、他の委員が挨拶をしていった。
委員は、各クラス3人から4人出ていて、1学年3クラスの2学年分で、20人だ。
大休みと昼休みで貸し出しのできる時間は、10マスある。
ちょうど2人ずつ当番を組めばいい計算だ。
「はい、同じクラスでもいいけど、授業が遅れると、当番がいないことになるわね。違うクラスで組むようにしましょう。あ、時間割のことも考えてね。書写とか体育の前後は準備後片付けがあるからね」
それから、希望の時間に手を挙げたり、じゃんけんをしたりして、10マス全部決まった。
「はい、当番は何をするか、わかるわね。返却のハンコを押します。黒が1週間までに返した人、それより後に返した人は、赤のハンコね。それから、図書室にハンコを置いておくと、勝手に押したりするのよね。だから、職員室の私の机の上に置くようにします。休み時間の始まる前に、一人が職員室に取りにきてね。終わったらまた、返しに来ること。当番日誌も書いてね。当番がいないと、みんなが迷惑するから、忘れないように来ること」
鳥山先生は、図書委員会は持ったことがないと言っていたけれど、そこのところはさすがだ。
その後は、委員長、副委員長は、委員会紹介の練習をし、ほかの委員は当番表を書いていた。
さっきの自己紹介を聞いていたけれど、おとなしい感じの子が多いようだ。
半年間、仲良くやれるといいなと思った。
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