群青の空

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家から走って1分ほどの公園には、既に近所の大人や子供達が集まっていた。 小さなこの島の学校は、私たちで最後の生徒になるかもしれないらしい。 学校には2年生の生徒しかおらず、私を抜くと、男女ふたりづつしかいない。 転校してきた私を先生は歓迎してくれたが、クラスメイトにはあまり話しかけられなかった。 「はーい!みんなおはよう!そろそろ始めるぞ!」 側に居た体格の良いおじさんが、手を二度叩いて大きな声を出した。 私は嫌われている。 頬にある傷のせいで、気持ち悪がられている。 ここに来る前に住んでいた町で、同じ学校の友達にからかわれていた事は、昨日の事のように覚えている。 この小さな田舎町でも、私はひとりぼっちだった。
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