魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている4~Heat!~

7/42
前へ
/42ページ
次へ
 長い長い会議はようやく終わりをつげ、それぞれがそれぞれの場所へと散ってゆく。  ライファはルドーニに、いたずらっぽく片目を閉じて見せた。  やはり思った通り、心ここにあらず、といった状態だったようだ。  ルドーニはやれやれ、とため息をつき、ライファの額を小突いた。 「まったく。一体何を考えてたんだか」 「すまん。助かった」 「どうせ、今夜の献立の事でも考えていたんだろ?」  だが、その言葉にルドーニはうんとは言わなかった。 「そんなくだらないことではないぞ。俺にとっては非常に重大な事を考えていたんだ」 「ほう。何だ、それは」
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加