無垢な光に寄り添うのは牙を隠した獣

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「白亞様…失礼致します…」 「篝(かがり)か、おはよう。服どれが良いんだろ…」 「…服を全部脱ぐ前に声をかけて欲しかったです…」 ノックをして開けた扉の向こうには愛らしい笑みを見せる素っ裸の我が主の姿が… 太ってはいないが肉付きの良い体…でもあるはずのものはなくストンと平ら。 女の子にしては胸がない。 いや、もちろん貧乳が悪いわけではない。 しかし我が主の場合は寧ろあってはならない。 だって…白亞(しろあ)…いえ、白楼(はくろう)様は男の子なのだから。
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