無垢な光に寄り添うのは牙を隠した獣

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流木(りゅもく)家のご当主であり姉である白亞様の実弟で双子の白楼様は好きな人を追いかけて失踪した彼女が戻って来るまで成り代わるご決断をされたようです。 俺が連れてこられたのは白亞様が居なくなってからだったので、性格どころかそのお姿すら知らないのだ。 白楼様に救われたこの命、彼のために使おうと俺は付き人になる事を決めた。 元々、流木家には凄腕の執事長がいたらしいが、この屋敷にいる他の使用人に愛想を尽かして出ていったのだと聞かされた。  
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